ルーレットの種類や違いについて
ルーレットにはいくつかの種類があります。
ここではルーレット種類やその違いを紹介していきます。
現在のルーレットは
- ヨーロピアンルーレット
- アメリカンルーレット
と2つの系統が主流です。
もともとヨーロッパから始ったゲームですが、その後アメリカに渡って数字の並びや盤面が変ったらしいです。
その後さらに世界に広がって異なる種類のものが増えたので、細かいことを言えば「フレンチルーレット」や「メキシカンルーレット」など他もありますが、世界の主要なカジノではほとんど見かけません。
ここでは主流2種類に絞って紹介します。
ヨーロピアンルーレット
まずはヨーロピアンルーレット。
36個の数字と1個のゼロで、合計の数字の「37」個。
ストレートアップ(1つの数字に賭けた場合)のオッズは、賭け金の36倍です。
アメリカンルーレット
アメリカで生まれたアメリカンルーレットはゼロが2個に増えました。
このため、合計の数字の数は「38」個です。
しかしストレートアップ(1つの数字に賭けた場合)のオッズは、やはり賭け金の36倍です。
このため、ヨーロピアンルーレットよりも損になっていて、これが後述するハウスエッジの差につながります。
両者の違い
両者の大きな違いはゼロの数ですが、円盤の数字の並びも異なります。
ヨーロピアンルーレット | アメリカンルーレット |
---|---|
(画像クリックで拡大) |
(画像クリックで拡大) |
両者をよくよく見比べると・・
例えばゼロの両隣の数字は、ヨーロピアンルーレットは「26」「32」、アメリカンルーレット「2」「28」となっていて、数字の並びが異なっていることがわかります。
ハウスエッジが異なる
2種類のルーレットの最も大きな違いはハウスエッジの差だと思います。
ハウスエッジとは
「ハウスエッジ」は控除率とも呼ばれ、ざっくり言えば「カジノの取り分」を表したものです。
つまり
ハウスエッジ(控除率)が高い・・カジノの取り分が多い
です。
言い換えると、ハウスエッジが高いゲームほど「マイナス収支になりやすい」ということですねー。
両者のハウスエッジの差
ではアメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットのハウスエッジがどれくらい違うのか。
ルーレット種類 |
ハウスエッジ(カジノの取り分) |
---|---|
ヨーロピアンルーレット |
2.7% |
アメリカンルーレット |
5.26% |
見ての通り、アメリカンルーレットはヨーロピアンルーレットに比べてハウスエッジが高くなっています。
約2倍の開きがありますよね。
つまりカジノから見るとアメリカンルーレットの方が2倍儲かるということです。
何故この差が出るのか?
:
そうです。ゼロの数が異なるからですね。
- ヨーロピアンルーレット ⇒ ゼロが1個
- アメリカンルーレット ⇒ ゼロが2個
ゼロの数が多い分、単純に「1〜36」や「赤や黒」に入る確率が減ります。
一方でオッズは変わりません。
例えば「赤黒」での払い戻しは、アメリカンルーレットでもヨーロピアンルーレットでも賭け金の2倍です。
つまりオッズが同じなのにアメリカンルーレットの方が当たりにくい。
・・・アメリカンルーレットの方が損ですよね。
たった1個のゼロの違いですが、数字(ハウスエッジ)で見ると明確に大きな差なのがわかります。
ヨーロピアンルーレットのハウスエッジ
ヨーロピアンルーレットのハウスエッジ
ここからはヨーロピアンルーレットの賭け方別のハウスエッジです。
賭ける場所 |
名称 |
配当 |
ハウスエッジ |
---|---|---|---|
数字1点賭け | ストレートアップ | 36倍 |
2.7% |
数字2点賭け | スプリットベット | 18倍 |
2.7% |
数字3点賭け | ストリートベット | 12倍 |
2.7% |
数字4点賭け | コーナーベット | 9倍 |
2.7% |
数字5点賭け | ファイブナンバー | 7倍 |
5.4% |
数字6点賭け | ダブルストリートベット | 6倍 |
2.7% |
1列12点賭け | ダズンベット | 3倍 |
2.7% |
1-12/13-24/25-36 | カラムベット | 3倍 |
2.7% |
赤/黒 | カラー | 2倍 |
2.7% |
奇数/偶数 | オッドイーブン | 2倍 |
2.7% |
ハイ/ロー | ハイロー | 2倍 |
2.7% |

ほとんどが2.7%だね

ファイブナンバーだけハウスエッジが高め。ファイブナンバーへのベットは損だね。
アメリカンルーレットのハウスエッジ
ここからはアメリカンルーレットの賭け方別のハウスエッジです。
賭ける場所 |
名称 |
配当 |
ハウスエッジ |
---|---|---|---|
数字1点賭け | ストレートアップ | 36倍 |
5.26% |
数字2点賭け | スプリットベット | 18倍 |
5.26% |
数字3点賭け | ストリートベット | 12倍 |
5.26% |
数字4点賭け | コーナーベット | 9倍 |
5.26% |
数字5点賭け | ファイブナンバー | 7倍 |
7.89% |
数字6点賭け | ダブルストリートベット | 6倍 |
5.26% |
1列12点賭け | ダズンベット | 3倍 |
5.26% |
1-12/13-24/25-36 | カラムベット | 3倍 |
5.26% |
赤/黒 | カラー | 2倍 |
5.26% |
奇数/偶数 | オッドイーブン | 2倍 |
5.26% |
ハイ/ロー | ハイロー | 2倍 |
5.26% |

アメリカンルーレットの方はほとんどが5.26%になってる
まとめ
この記事では2種類のルーレットと、ハウスエッジ(控除率)の違いをお伝えしました。

けどハウスエッジ2.7%と5.26%って、実際にそこまで違うのかな・・?

最後にその点を補足するよ
1回に100ドル使うとします。
ハウスエッジ2.7%だと、100ドル使った場合に平均的に戻ってくる金額は「97.6ドル」。
ハウスエッジ5.26%だと、100ドル使った場合に平均的に戻ってくる金額は「94.74ドル」。
ってことですね。
1回だとそれほどの差には見えいかもしれません。
しかし繰り返し勝負することで全く変わってきます。
もしこれを10回繰り返すと・・・
97.6 * 97.6 * 97.6 * ・・・ 10回 = 78.4% ⇒ 「78.4ドル」(ヨーロピアン)
94.74 * 94.74 * 94.74 * ・・・ 10回 = 58.3% ⇒ 「58.3ドル」(アメリカン)
と、たった10回でだいぶ大きな収支の差になってませんか?
やればやるほどこの差が広がります。
これわかってたら勝負はヨーロピアンルーレットでってなるかと思います。アメリカンルーレットは正直やる気しないかな。。