ブラックジャックのインシュランスのやり方・ホントに意味ある？

 

ブラックジャックの「インシュランス」はディーラーのアップカード（見せ札）がエースの時にかけることができる保険です。

 

ディーラーのアップカードがエースの場合、もし隠れているもう一枚のカードが「１０か絵札」だと、ディーラーのハンドはブラックジャックになります。そーなるとほぼ負けが確定のため保険をかけるわけです。

 

 

 

 

 

インシュランスを行う場合、最初の賭け金の半額を追加ベットします。そしてこのインシュランスが成功すれば、最初の賭け金まで含めた払い戻しがあるので、プラマイゼロでそのゲームを終了することができます。

 

ただし失敗した場合、追加した保険金は没収されます。

 

ここではブラックジャックのインシュランスのやり方や条件などについて解説します。

 

 

 

インシュランスを行う場合、最初の賭け金の半額を追加ベットします。もし最初に$20ドル賭けていた場合、インシュランスには$10必要です。

 

インシュランスを賭けた場合、ディーラーがブラックジャックならインシュランス成功で、追加ベットした保険金の３倍額が払い戻されます。

 

ディーラーがブラックジャックなので勝負としては負けになってもインシュランスがカバーします。合計$30のベットで、インシュランスの$10分が3倍の払い戻しで戻り、プラスマイナスゼロになる仕組みです。

 

ただしディーラーがブラックジャックでない場合は、インシュランス失敗です。追加ベットした保険金は没収されます。

 

 

それでは実際のインシュランスのやり方です

 

 

 

⇒最初の２枚でディーラーのアップカードがエース

 

これがインシュランスを賭けれるタイミングです。

 

ディーラーから「インシュランスを賭けるか？」「賭けけないか？」を聞かれます。

 

 

 

⇒インシュランスを賭けました。

 

賭け金は最初の賭け金の半額なので、$5ドルを追加でベットしています。

 

このままゲームは続行するので「ヒット」か「スタンド」かを選びますが
ハンド１３なのでここはヒットします。

 

 

 

⇒ディーラーのもう一枚のカードがオープンし、ブラックジャックではありませんでした。

 

つまりインシュランス失敗です。インシュランスへの賭け金は没収。さらに自分のハンドはバーストで勝負も負け。

 

・・最初の賭け金とインシュランスへの賭け金の両方を失った最悪パターンですね。

 

 

 

では実際にインシュランスは本当に賭ける価値があるのかどうか？

 

一般的にはインシュランスは賭けない方がいいと言われてます。

 

何故か？

 

インシュランスが成功する確率と、やった場合のパターンをもう少し詳しく解説します。

 

 

インシュランスが成功する確率

まずそもそもですが、インシュランスが成功する確率はそれほど高くありません。

 

 

インシュランスが成功するということは、ディーラーの隠れた札が「１０または絵札」であるということですね。５２枚のカードの中で「１０または絵札」は１６枚なので確率を計算すると・・

 

 

インシュランス成功確率は約３０％

 

ということになります。

 

 

 

厳密に言えば、それまで出現したカードによって確率は若干変動しますが、おおよそ７割の確率でインシュランスは失敗するということですね。

 

賭け金の３倍の払い戻し（期待上は33.33％）なので、オッズ的にも不利な賭けになってます。

 

 

インシュランスを賭けた場合の４つのパターン

インシュランスを賭けた場合の結果は、４つのパターンかとおもいます。

 

1. インシュランス成功＋勝負は負け
2. インシュランス成功＋勝負は引き分け（自分もブラックジャック）
3. インシュランス失敗＋勝負は勝ち
4. インシュランス失敗＋勝負も負け

 

$10ドルベットの勝負（$5のインシュランス）での資金の動きをそれぞれのパターンで考えてみます。

 

 

ケース	賭け金の損得	意味
インシュランス成功ケース
�@ 勝負は負け	±0	ディーラーがブラックジャックで、自分がブラックジャック以外のパターン。   合計$15のベットで、インシュランス成功の$15ドルの払い戻しなので、プラスマイナスゼロです。   インシュランスが成功したと言える一般的なパターンです。
�A　勝負は引き分け（自分もブラックジャック）	$10 プラス	ディーラーがブラックジャックで、自分もブラックジャックのパターン。   合計$15のベットで、インシュランス成功の$15ドルと本線の賭け金がそのまま戻るので、プラス$10ドルです。   勝ってはいますが、もともと引き分けなので「インシュランスを賭けても賭けなくてもよかったような・・・」という滅多にないパターンです。
インシュランス失敗ケース
�B 勝負は勝ち	$5 プラス	ディーラーがブラックジャック以外で、勝負は勝ったパターン。   合計$15のベットで、勝ち分の$20が払い戻されますが、インシュランスの$5ドルを失うため、プラス$5ドルです。   「別にインシュランス賭けなくてもよかったじゃん。。」という最もよくあるパターンですね。
�C　勝負も負け	$15 マイナス	ディーラーがブラックジャック以外で、勝負にも負けるパターン。（最初の図で説明した例です）   合計$15のベットで、最初の賭け金とインシュランスの$5ドルを失うため、マイナス$15ドルです。   負け分と余計なインシュランス賭けた分の両方を失う・・・という最悪パターンです。

 

インシュランスまとめ

 

・・・というブラックジャックのインシュランスですが、どーですか？

 

心情的に「インシュランス賭けて助かったー」と本当に思えるのは�@だけじゃないでしょうか。

 

インシュランスで成功する確率は高くありません。むしろインシュランスは追加資金を投入するため、やればやるほど余計な損失が増えます。

 

一見保険のように見えて、カジノ側に有利なアクションと言ってよんじゃないでしょうか。